【ペルー】ヒカンザクラ満開 春告げる 


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リマ市郊外の県人会館前庭に咲き誇るヒカンザクラ=8月3日撮影

 8月、南米ペルーは桜の季節を迎え、数年前に名護市から贈られたヒカンザクラが今年もリマ市郊外の県人会館敷地内にピンク色の花を咲かせている。
 6万平方メートルの敷地内には約80本の桜が植えられており、会館の前庭やゲートボール場、フットサル場周辺にも枝いっぱいの花を咲かせている。
 年間を通じて10ミリ程度の降雨量しかない海岸線では、アンデスの雪解け水は砂漠地帯を潤すのにかけがえのないもの。県人会館敷地内にもかんがい用水が引かれ芝や木々を潤している。
 四季を感じることはほとんどないが、満開の桜は、訪れる人たちの心を和ませ、ペルーに「春が来たよ!」と告げてくれるかのようだ。(赤嶺光弘通信員)