【アルゼンチン】寒さ吹き飛ばす演舞 琉球国祭り太鼓が公演


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 ブエノスアイレスの在亜沖縄県人連合会会館で8月19日、琉球国祭り太鼓の演舞大会(同実行委員会主催)が開催された。初春というのにアルゼンチンのブエノスアイレスでは気温零下の日々が続く寒さの中での開催となったが、久しぶりの開催ともあって、演舞大会は会場がいっぱいになる大盛況となった。
 世話役の細川拓さん(2世)によると、琉球国祭り太鼓の部員は現在総勢24人という。10年ほど前、沖縄本部から与那嶺昭さんが来亜し、県系2世らに太鼓の演舞を指導、支部の創設を実現した。以来、日系社会はもちろんのことアルゼンチン社会のイベントにも出演し、大きな社会交流を重ねてきている。
 アルゼンチンには別に夢海渡太鼓という集団もあって、2つの太鼓集団は現地でも有名な存在となっている。
 演舞大会では、迫力のある太鼓の音と勇壮な演舞で、観客を圧倒した。観客からも「躍動感を与えて他の演技では見られない、力強さを感じさせている」と好評だった。
(新垣善太郎通信員)