【ブラジル】親ぼく会で交流 中城村出身者


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村人交流会開催を呼び掛けた研修生一同=8月19日、県人会本部会館中サロン

 ブラジルに移民した中城村出身者の親交を深めようと中城村人交流親ぼく会が8月19日、沖縄県人会本部会館中サロンで開かれた。親ぼく会は沖縄に研修派遣された11人の帰国研修生らが村人らに呼び掛けて実現した。会では村出身の先没者への黙とうの後、同村出身の与那覇朝昭沖縄県人会事務局長が「2006年の新年会以来の久しぶりの村人同士の会を楽しもう」と参加者を歓迎した。
 親ぼく会では1996年から06年までの同村研修生OB9人が紹介された。01年に研修に参加した仲松弥州和さんは「沖縄(研修)から帰って、今まで連絡を取らなかった親せきとも仲良くなり、沖縄へ行く前とは全然違う自分になれた」と研修の成果を語った。また、8月末に07年度研修生として参加する米須ジョイセさんは「沖縄に行くのは初めて。日本語はまだ全然話せないが、琉球舞踊などいろいろな事にチャレンジしたい」と抱負を語った。
 会では研修生らが琉球舞踊や三味線も披露し、フィナーレでは約70人の参加者全員によるカチャーシーで盛り上がった。
(上間優年通信員)