【アルゼンチン】赤嶺茂秀道場35周年を祝う 空手、450人余参加


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 赤嶺茂秀松林流空手道場の創立35周年祝賀会が1日、日本大使館文化センター、在亜沖縄県人連合会協賛でブエノスアイレス市の在亜沖縄県人連合会館の大サロンで盛大に開催された。会場には450人余の参加者であふれんばかりの大盛況となった。赤嶺茂秀氏(八段)の松林流道場の知名度は南米でもトップクラス。祝賀会には、沖縄本部から宗家の長嶺高兆氏、ウルグアイ、チリなどからも多数が参加した。
 赤嶺氏は那覇市久米出身。14歳で宗家長嶺将真道場に入り、その後、1972年に渡亜、空手道場を設立。アルゼンチンに25支部道場、ウルグアイ7支部、ブラジル1支部、チリ1支部と計34支部道場を開設し、門弟は約1300人を数えている。うち7割が外国人で、3割が日系人となっている。
 祝賀会では米須清文沖県連会長が「空手道は代表的なウチナー文化。ウチナーンチュの粘り強い努力とパイオニアスピリットで空手が沖縄から世界各地に普及している」と祝辞を述べた。
 会では各道場が型や組み手など模範演技を披露。宗家の長嶺高兆氏と赤嶺氏の組み手が観衆の注目を集めた。
(新垣善太郎通信員)