【ボリビア】27人に奨学金給付 日ボ協、各学校訪ね授与


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長山哲連絡所所長から奨学金を手渡される児童・生徒=ロスアンヘルス校

 沖縄ボリビア協会(玉木正邦会長)の第8回奨学金授与式が8月31日と9月3日、沖縄移住地内の7校の小中学校で行われ、27人の児童・生徒(日系人・ボリビア人)に1人100ドルが給付された。

 同協会は2000年から「ボリビア国ワルネス郡奨学金制度」を設けている。同年8月に第1回奨学金の給付を行い、今回までに合計240人に総額2万4900ドルが給付された。
 給付事務は、オキナワ日ボ協会(宮城和男会長)に委託されている。前回までは給付者を日ボ会館に集めて給付していたが、多くの生徒や父母、教師に立ち会ってもらうことで勉学意欲の向上を図り、日系人によるボリビア人社会や教育への貢献を知ってもらうため、今回からは各校に出向いて給付することになった。
 給付式には全校生徒や父母、学校のある区の代表役員らが出席した。長山哲沖縄ボリビア協会ボリビア連絡事務所所長や宮城会長から奨学金が手渡された。学校側からは謝意とともに「奨学金だけではなく全校生徒に対してノートや鉛筆などの学用品なども支援してほしい」との要望もあった。
(木内一夫通信員)