【ブラジル】300人が琉舞を堪能 おさらい会で成果披露


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 太圭流華の会・島袋順子琉舞練場の「おさらい会」が8月26日午後2時から、サンパウロ市のイピランガ支部会館で催された。島袋師範(国頭村奥間出身)は、イピランガ、サンタ・クララ、ジャバクワラ、カンポ・リンポの4県人会支部で婦人会を中心に、長年、琉舞を指導。初の4支部合同おさらい会には、家族の晴れ舞台を見ようと約300人が来場し声援を送った。

 会は野村流音楽協会ブラジル支部会員の合同演奏で始まり、会員最高齢の名嘉さと子さん(83)ら練場の弟子たちが、古典舞踊、雑踊り、創作舞踊、群舞など25演目を披露した。島袋師範が「高平良万歳」「宮古根」、天願末子教師(旧具志頭村出身)が「上り口説」「かしかけ」を踊り、大きな拍手を受けた。
 また各支部の民謡愛好会が歌、琉球國祭り太鼓の演舞で花を添えた。
 会には喜友里智辰イピランガ支部長や与儀明雄県人会長も駆けつけ、島袋師範の、婦人会の親ぼくと活性化への貢献に感謝の言葉を述べた。また、来年の移民100周年祭に向けての協力を呼び掛けた。
 島袋師範は「初の合同おさらい会だが、皆さんに喜んでもらえて、とてもうれしい。励みになる」と語っていた。
(与那嶺恵子通信員)