【ブラジル】「おきなわ祭り」盛況 県系、日系以外も多く来場


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観衆を魅了する、琉球国祭り太鼓とレキオス太鼓の演舞=9月15日、ビラ・カロンの市営サッカー競技場

 ブラジル沖縄県人会ビラ・カロン支部(新崎盛儀マリオ支部長)の第5回「おきなわ祭り」が9月15日、同支部会館前にある市営サッカー競技場で開かれた。同祭りは、県人会本部に頼らず、独自に開催しているのが特長。

来賓にはジルベルト・カサビ・サンパウロ市市長や飯星ワルテル連邦下院議員、県系人の神谷牛太郎、ミリアン・アチエ両聖市市会議員、与儀昭雄同県人会長らが参加した。
 新崎支部長は、「延べ1万人ぐらいの客が来ていると思う。県人や日系だけでなく、ブラジル人にも受け入れられているからこそ、これだけの来場者が集まってくれた」と盛況ぶりを語った。
 演目では民謡やエイサー、琉球舞踊が披露されたほか、よさこいソーランをエイサーでアレンジし披露するなど、会場の雰囲気を大いに盛り上げていた。また、ブラジル人にはなじみの薄い沖縄そばやヒージャー汁(ヤギ汁)をおいしそうにほお張るブラジル人の姿も多く見られた。
 友人や家族とともに初めて訪れたという川端景助さん(81)=2世=は「沖縄そばもヤギ汁もおいしかった。また来年もぜひ来たいね」と満足げに話していた。
(上間優年通信員)