【ドイツ】キシュカート外間久美子さん 勤続25年、歓喜のピアノ公演


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県出身のキシュカート外間久美子さんの勤続25周年記念コンサートの模様を伝えるドイツの地元新聞

 ドイツ在住で那覇市出身のピアニスト、キシュカート外間久美子さん(54)の「ミュルハイム市立音楽学校勤続25周年記念コンサート」が9月15日、ミュルハイム市民会館で催された。

外間さんが担当する生徒らが毎年、青少年音楽コンクールの地区大会や州大会、全国大会で入賞。今年も8人全員が地区大会で1位入賞、5人が州大会出場の快挙を遂げるなど、多くの実績が高く評価され、記念コンサートの開催となった。
 コンサートの模様は地元新聞各紙が、外間さんの顔写真付きでインタビューも交えて、大きく報道。新聞に載った音楽評論家も「演奏の1つ1つが、どれも聞く価値のあるもので、いくつかはセンセーショナルであった」と好評。活躍が広く紹介され、話題を集めた。
 記念コンサートでは、これまでの青少年音楽コンクール州大会・全国大会で入賞した教え子らが演奏を披露。学長からは外間さんに花束が贈られ、客席からは「ブラボー」の声と拍手喝采(かっさい)を浴びた。
 5分を超えても鳴りやまない拍手に外間さんは「こんなに長い拍手喝采をもらったのは生まれて初めて。本当に最高に幸せな1日でした」と喜びを語っていた。
 コンサート終了後には、会場を音楽学校ホールに移し記念パーティーも開かれ、生徒や父母、同僚・友人らが多数参加し、盛会となった。