【ロサンゼルス】日本の研究班、沖縄料理の変化調査


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ロサンゼルスの県系人の集まりで、持ち寄られた料理の数々

 文部科学省の助成を受け、移民先での沖縄料理がアイデンティティーに与えた影響などの調査に当たっている調査研究グループ(代表・白水繁彦武蔵大学)が、9月中旬、ロサンゼルスの県人会などでヒアリング調査を行った。

 調査は9月6日から12日まで、県人会役員らを対象に実施された。ヒアリングでは沖縄の伝承的家庭料理がエスニック・フードのオキナワン・フードに変ぼうする「端緒的段階」を研究。ハワイの「オキナワン・フェスティバル」を開催した初期のリーダーたちが、どのような経緯でイベントを開始し、オキナワン・フードにどのような意味を込めたのか、そしてハワイで生まれたオキナワン・フードは米本土のウチナーンチュにどのような影響を及ぼしているか実証的研究を進めている。
 調査員の佐藤万里江さんは「沖縄料理もオキナワン・アイデンティティーと不可分の関係にある」との調査の一端を語った。
 (当銘貞夫通信員)