【ロサンゼルス】功労者2氏を表彰 県人会館8周年記念祭


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(右から)ヘリーン・シマネさんとエトー・アサトさん=8月26日、県人会館・山内ビル

 北米沖縄県人会(ケン神谷会長)は8月26日、県人会館建設8周年記念祭を開いた。記念祭には80人が参加。会館購入・改修に貢献した当時の募金活動委員長のフレッド・ホシヤマさん、ビルの前オーナーのテッツ・アサトさん、大口寄付者の故・山内昌安さんの妻・静子さんらに、神谷会長から特別な謝辞が贈られた。

 会館建設記念の県人会功労者表彰には、ヘリーン・シマネさんとエトー・アサトさんが選ばれ、カリフォルニア州知事、ガーデナー市長、県人会長からそれぞれ感謝状が贈呈された。
 ヘリーンさんはハワイ生まれの3世。ロサンゼルスで教職を引退後、県人会活動に従事し、副会長、歴史編集委員など歴任した。
 昨年、日系市民協会から「日系社会への貢献」で表彰され、友人らが寄せた受賞祝い金1000ドルを県人会館エレベーター建設資金に寄付した。父親は元県人会長神谷益栄さん、ケン・神谷現会長は弟。
 エトーさんはハワイ生まれの3世、ロサンゼルス市職員として勤務の傍ら県人会副会長、理事、会計などの要職で貢献した。
 2人ともほぼ毎日、県人会でボランティア活動を続けている。
 ガーデナー市にある県人会館は、12年前に会館建設委員会を設置し、多くのボランティアの協力で1999年に購入・改修された。OAAセンター、山内ビル、東ビルと呼ばれる3つの建物からなり、用途別に使用されている。センターには今年7月にエレベーターも増設された。
(当銘貞夫通信員)