【アルゼンチン】移民100年祭 実行委が要請行動へ


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日本・沖縄への要請で派遣される(右から)新垣定二幹事と屋宜宣順財務委員長

 在アルゼンチン沖縄県系社会の移民100年祭典実行委員会(米須清文実行委員長)は、22日から日本での支援要請活動に担当者を派遣、29日には母県・沖縄の当局に支援協力を要請するなど、祭に向けた本格的な活動を開始する。このほど開いた同委員会で活動方針が確認、了承された。

 沖縄に派遣される担当者は新垣定二・100年祭典実行委員会幹事と屋宜宣順・同財務委員長。2人はまず東京入りし、100年祭記念事業の1つである「アルゼンチン沖縄県人移民史編さんプロジェクト」へのトヨタ財団からの380万円の寄付金交付式に出席。アルゼンチンからの日本への出稼ぎの人たちにも100年祭への協力を要請。29日に沖縄入りの予定。
 トヨタ財団からの寄付に関しては、在亜沖縄県人連合会会長の米須清文氏がアルゼンチンの丸紅支社長であり、その関係で正月に日本から本社の代表者が来訪した際に交渉し承諾を得たという。
 沖縄では、県知事をはじめ県議会議長、各市町村長および母県の関係者への招待状や案内状の送呈などを行うことになっている。県当局に対しては、100年祭の記念事業への協力支援を要請する予定だ。
(新垣善太郎通信員)