【ロサンゼルス】名護高生9人短期留学 岸本ファンドが招待


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留学生と県人会会員ら。後列左端が岸本夫妻=13日、ロスの岸本さん宅で

 県立名護高校の生徒9人が、ロサンゼルス在住で県出身の岸本正之・多摩子夫妻が設立した「岸本ファンド」の招待を受け、10月7日から10日間、アメリカに短期留学した。9人は多くの応募者の中から厳選された高校1、2年生で、英語教師の山内康司さんの引率で7日、ロサンゼルス入りした。

 13日に岸本さん宅で開かれた歓迎晩さん会には、ロスの沖縄県人会員約30人を含め岸本さんの友人ら60人が招待され、生徒は空手、琉球舞踊などを披露した。
 あいさつした岸本正之さんは「ワシントン州、サクラメント、ユタ州などでサケが産卵できる環境保全新プロジェクトにも援助を始めた。北海道から研究員を招く計画だ。奨学金事業も並行して進め、奨学生を広く沖縄全体から選出したい」と抱負を述べた。
 生徒らは「グローバルな看護師を目指したい」(下地南さん)「国際弁護士になりたい」(玉城哲都さん)と、将来の夢を語った。映画関係の仕事を目指すという黛由姫さんは、ユニバーサルスタジオを訪ね「思いがなお一層強くなった」と語った。
(当銘貞夫通信員)