【ブラジル】盛大に創立85周年式典 カンポ・グランデ県人支部


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カチャーシーで盛り上がった支部創立85周年記念式典=10月7日、カンポ・グランデ支部会館

 ブラジルのカンポ・グランデ沖縄県人支部(玉城ジョージ支部長)の支部創立85周年記念式典が10月7日、カンポ・グランデ支部会館で開かれた。同支部は1926年設立の「球陽協会」(ブラジル沖縄県人会の前身)以前の1922年に設立されたという。

 式典でブラジル沖縄県人会の与儀昭雄会長は「カンポ・グランデなど、県人会という前身組織をつくってくれたおかげで今の県人会本部がある。今まで立派に県人会活動を行っていたことを、本当に素晴らしく思う」と称賛した。
 式典には、カンポ・グランデ市のネウソン・トラッド・フィーリョ市長、大坪アキラ州議員、柳瀬セウソ・ヒデオ同市市会議員らも出席した。
 比嘉安里カルロス・エドアルド神父主導による先没者へのミサの後、開会した式典では、同支部へ貢献した功労者への表彰などが行われた。
 玉城支部長は「休日にもかかわらず、こんなに多くの方が出席してくれた。支部は今後もますます発展していくだろう」と祝辞を述べた。
 式典後の記念アトラクションではエイサーや三線だけでなく、サンパウロから招待されたという具志堅洋子玉城流・てだの会師範、仲本末子教師の門弟10人による琉球舞踊も披露され、会場を盛り上げていた。
 (上間優年通信員)