【ブラジル】60人が角力で熱戦 新設「美技賞」に謝花さん


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熱戦を繰り広げた沖縄角力大会=10月14日、ジアデマ市のブラジル沖縄文化センター運動場

 ブラジル沖縄県人会(与儀昭雄会長)主催の第4回沖縄角力大会(糸洲三郎実行委員長)が10月14日、ジアデマ市のブラジル沖縄文化センター運動場で行われた。

 沖縄角力の継承・普及を通して青少年の体育向上を図り、健全な社会人育成を目的とする同大会には、ビラ・カロン、サント・アンドレー、サン・マテウス、サン・カエターノ、マウア、モジ・ダス・クルーゼスの6支部から60人が参加した。
 幼年・少年の部、一般の部、無差別の部の順で試合が行われ、熱戦が繰り広げられた。3本勝負で試合時間は幼少年が3分間、一般が5分間。支部対抗戦は行われなかった。
 また、今回から設けられた「美技賞」は、サント・アンドレー支部の謝花マイクさん(16)が獲得。ヒジャイウフヌシの技で角力ファンをうならせた。
 2008年には、移民100周年記念行事として国際沖縄県系角力大会(アルゼンチン、ペルー、ボリビア、ブラジルの南米4カ国と沖縄県)を開催する予定で、関係者は今から張り切っている
 各階級の優勝者は次の通り。(敬称略)
【幼年・少年の部】
▽11歳まで―小波津マルコス
▽12、13、14歳―金城ヨシテル
▽15、16歳―謝花マイク
【一般の部】
▽85キロまで―知花トニー
▽85キロ以上―新城レオナルド
▽無差別―野間ロムロ
(与那嶺恵子通信員)