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幼少期を沖縄で過ごしたフォトグラフ・アーティストのウィラー(旧姓=高倉)智子さん(33)がパリ市内のカフェ・デューンで、14日から26日まで個展「自然と都市を愛するトモコ・ウィラー展」を開いた。19日のオープニングパーティーには多くの人たちが詰め掛け、東京・三軒茶屋からは友人の中松義成さんによるインターネットライブ中継がスクリーンに映し出された。
8歳まで沖縄の泊小学校に通っていたウィラーさんは、その後、東京に移り、上智短大の英語科で学んだ後渡米し、ニューヨークの大学在学中にアートに興味を持った。写真は独学で学び、パリに住み始めてからスペオス・パリ写真学校で約3カ月間、暗室の授業を受けた。2003年に初の東京でのグループ展、05年には那覇市で個展を開き、一昨年はベルリンでのアーティストイベントにも参加している。
オープニングでウィラーさんは「水が光の反射を受けて織りなす自然の模様に出合うと、感動して思わずカメラを手にしてしまう」と話した。
(与那嶺佐和子通信員)