【アメリカ】北米県人会「今年の人」に当銘、山内氏 新年総会で表彰


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
北米沖縄県人会のマン&ウーマン・オブ・ザ・イヤーを受賞した当銘さん(左)と山内さん=10日、ロサンゼルス

 北米沖縄県人会(神谷ケン会長)は20日、ロサンゼルス近郊モンテベロ市のクワイエット・キャノンで2008年度新年総会を催した。昨年を上回る600人以上の会員が出席。新役員らが宣誓式に臨み、来年の100周年祭に向けて一致団結して取り組む決意を示した。

 ボランティア活動で顕著な貢献のあった個人に贈られるマン&ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞は、当銘貞夫さん(本紙通信員)と山内繁子さんが受賞した。山内さんは、会員名簿の作成や新規会員の開拓、当銘さんは、県人会のニュースレターや琉球新報への寄稿を通じた県人会の活動紹介への取り組みがそれぞれ評価された。
 現在、歴史部長として10年発刊予定の「県人会歴史書II」の編集作業にあたる当銘さんは、「総責任者としての責務は大きいが、惜しみない努力をささげて来年の100周年を盛り上げていきたい」と抱負を語った。
 民謡や太鼓などの伝統芸能が次々と披露された第2式では、文化部が現在進めている口述歴史保存計画を人形劇で紹介された。
 在ロサンゼルス日本総領事館の手塚義雅首席領事やポール・タナカ・ガーデナ市長ら数多くの来賓も出席。若尾龍彦・南加日系商工会議所会頭は「みなさんの熱いエネルギーを感じた。日系社会のけん引役として期待したい」と話していた。
 08年度理事は次の通り。(敬称略)
 神谷ケン、当銘貞夫、比嘉朝儀、エセル・アサト、ヘレン・シマネ、トミコ・アカミネ、新川勝子、新垣幸子、山城春夫、安次富正信、山内繁子、ダン・アシミネ、呉屋君子、ナオミ・エンドウ、ペドロ・アゲナ
(平安名純代通信員)