【フランス】空手普及に手応え 島袋師範、ポーランドでセミナー


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島袋師範(中央)とリフレヴスキィ氏(左)、中休みにサンタも参加した=2007年12月、チェストホバ

 パリ郊外で上地流空手道を指導している島袋幸信師範(浦添市出身)が昨年12月、南ポーランドのチェストホバという街でセミナーを開催した。空手道場を運営しているリフレヴスキィ氏に招待されたもので、セミナーに併せて基本技、形、3戦鍛え、小手鍛えなどの指導に当たった。

 ポーランドでは、空手が学校教育に取り入れられ「礼儀」「自制」「忍耐」を重視した徳育に活用されている。指導に当たった島袋師範は「沖縄の空手風土に似ている印象を受けた」と語る。
 現地の指導者たちはいくつかの流派を混ぜながら手探りで空手を修行、指導している状況で、今後沖縄空手が大きく浸透していける可能性を持っている。島袋師範は今年6月にも再びセミナーと集中指導を行う予定。
(与那嶺恵子通信員)