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「正派若柳流・華の会新春特別公演」が1月19日、日米劇場で開催され、客演として玉城流冠千会与那嶺恵子琉舞道場が琉舞を披露し、観客から高い評価を得た。正派若柳流米国本部主宰の若柳久三(わかやぎひさみ)さんは日舞でも古典が主体で、古典日舞と琉舞の共演はアメリカでは初めて。
華の会新春公演は通算29回目で、今回は昨年10月、日本の国立劇場での公演「賤機帯(しずはたおび)」の成功を記念し、ロサンゼルスでの「凱旋(がいせん)公演」となった。
若柳さんは、「今回琉舞を客演に迎えての初の試みだが、同じ日本でありながら地域による発展の違い、舞踊の成り立ちなど、興味ある舞台になると、自負している」とあいさつし、公演への深い思い入れを強調した。
演目は大和楽、常磐津、長唄、能など古典日舞。華やかさときめの細かさで、満員の日米劇場をうならせた。来年は30周年記念舞踊会を予定している。
華の会はここ4、5年、イタリア、ルーマニアなどヨーロッパ公演も行っている。
(当銘貞夫通信員)