【カナダ】世代超え肝心継承 バンクーバー友愛会


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 第33回バンクーバー沖縄県友愛会(奥間正照会長)新年会が2日、バンクーバー近郊のスティーブストン仏教会で開催された。ゲストに在バンクーバー日本国総領事館の大塚聖一総領事夫妻、中江新・領事夫妻、長年友愛会をサポートしているグリコ・カナダの山中康民社長夫妻、佐久間トーマス・米ワシントン州沖縄県人会会長、同会沖縄太鼓クラブのメンバーが招待され、総勢約250人が参加した。

 奥間会長は年頭のあいさつで「世代が変わっても肝心(チムグクル)を持ち続け、会をもりたてていきたい」と述べた。また、一昨年、琉球大学に県費留学をしていた仲泊ロッキー兼貴さんが、沖縄での体験や沖縄県や県人会に謝辞を述べた。会場には会員が持ち寄った沖縄料理や各国の多彩な料理が並び、前菜からデザートまで食事を堪能した。ロビーには沖縄へのジュニアスタディーツアー案内やホストファミリーの募集、昨年の各行事や沖縄から訪れた団体との交流風景などのスナップ写真がパネルで展示され、会員らの興味を引いていた。4時間に及ぶ新年会は会場全体で「ふるさと」「芭蕉布」を合唱し、最後はカチャーシーでにぎやかに幕を閉じた。
(奥間ひとみ通信員)