【ブラジル】「心一つに祭典成功を 県人会総会


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移民100周年記念事業の成功に向け、取り組みを論議するブラジル沖縄県人会総会=2月24日、同県人本部会館

 ブラジル沖縄県人会(与儀昭雄会長)の第71回定期総会が、2月24日、同本部会館大サロンで開かれ、県人会を挙げて移民100周年祭典の成功を誓い合った。

 日系社会でも44支部を有するマンモス県人会で、今年が移民100周年とあって、1200キロも離れたブラジリア支部やカンポ・グランデ支部、クリチーバ支部など27支部の支部長や県人会役員・理事・評議委員など約120人が参加した。総会では亡くなった人たちへの黙とうの後、与儀会長が「県民移民100周年祭典が6カ月後に迫った。ウチナーンチュが心を一つにして100周年祭典を成功させよう」と呼び掛けた。
 支部の代表者らはほとんどが2世で、ブラジリア支部の花城・岡田・クリスチアーネさんは「総会に参加できてよかった。ウチナーンチュの温かさを感じた」と語った。またカンポ・グランデ支部長の玉城ジョルジさんは「100周年記念式典に沖縄から来られる知事、副知事には、マットグロッソ州まで足を延ばしていただきたい」、アララクワラ支部長の当真シトクさんは、「ジュニア・スタディ・ツアーに参加した子弟が、会の活動に積極的に参加して頑張っている」などと語った。
 また、100周年記念祭典実行委員会の宮城あきら事務局長が100周年記念行事・事業を報告した。(与那嶺恵子通信員)