【アルゼンチン】豪快、牛3頭炭火焼き 焼き肉大会に700人参加


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 在亜沖縄県人移民100周年実行委員会(米須清文委員長)は9日、沖県連所有の「うるま園」で県人社会始まって以来初の「皮付き焼き肉大会」(ASADO CON CUERO)を盛大に挙行した。大会には700人余が参加した。

 「沖縄県民の移民100年祭典を盛り上げよう」と、ヤンマー農業機械の現地代理店「EL ARCO」社のウーゴ・シルバー社長が、米須委員長の提供要請に応え、焼き肉大会用に牛3頭(750キログラム)を提供した。
 牛はブエノスアイレスから746キロも離れたサンタフェから運ばれたほか、同社は焼き肉の専門家2人も派遣するなど、至れり尽くせりの協力となった。
 牛は骨を全部抜き取り、炭火で豪快に焼き上げた。午前5時から午後1時半まで8時間余をかけて焼き上げた。
 この日は70歳以上は20ペソス(約600円)、それ以下は35ペソス(約1000円)、飲料水は無料で、ワインやビールが有料で提供された。
 参加者らは「肉はものすごく柔らかくて、非常においしかった」と、満足顔だった。
 会場では、沖縄からのエイサー指導者を迎え練習を重ねているエイサーや、アルゼンチンで活躍している3つの太鼓集団による太鼓演舞も披露され、100年祭を先取りするようなにぎやかな大会となった。
 (新垣善太郎通信員)