【ブラジル】「ふるさと音頭」最終確認に熱 移民100周年前夜祭で披露


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 ブラジル県人移民100周年記念行事の一環で、8月23日にビラカロン支部会館前の広場で行われる前夜祭パレードで披露される「ふるさと沖縄音頭」の振り付けの最終仕上げ練習会が6日、ブラジル沖縄県人会本部会館で行われた。
 「ふるさと沖縄音頭」は、西原篤一沖縄ブラジル協会会長が作詞・作曲し、ブラジル琉球舞踊協会(城間和枝会長)が振り付けをした。

 沖縄音頭は、「ふるさと沖縄 守礼の邦よ 平和で豊かな 情けの島 ふるさと ちばりよー 沖縄 イーヤササ ハイーヤ ハッハッハッ」(1番の歌詞)など、歌詞は5番まであり、故郷沖縄を誇りとするブラジルのウチナーンチュの思いが、軽快なリズムに乗せて歌われている。
 ブラジル琉舞協会では、毎週木曜日に県人会本部会館で教師が集い、会議や踊りの練習を行っているが、6日は振り付けの最終確認をした。
 城間会長は「西原会長から昨年の2月ごろにこの曲を頂いたが、舞踊コンクールなどの県人会の催し物、青年隊50周年、琉舞協会創立15周年などのイベントが続き、振り付けが遅れた。現在は、教師が集まり練習している。12歳以上の、なるべく多くの方に踊ってもらうようにお願いしている」と話していた。
 当日は、カンポ・グランデ、ロンドリーナ、アララクワラ、サンジョゼ・ド・リオ・プレットなど遠方の支部からも参加することになっており、約300人の参加を見込んでいる。
 パレードでは、移民100周年協会の記念テーマ曲「海を渡って100周年」に琉舞協会が振り付けした踊りも披露される。
 また、6月17日に催される日本移民100年祭の「沖縄フェスティバル」では、200人を動員して「クワディサー」を踊ることになっており、その準備も進められている。
(与那嶺恵子通信員)