【アルゼンチン】赤嶺道場で特別忘年会 門弟ら集い盛大に開催


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にぎやかに催された松林流赤嶺空手道場の特別忘年会(円内・赤嶺茂秀氏)=ブエノスアイレスの沖県連会館

 初夏のそよ風で久しぶりに涼しく感じられた3日、松林流赤嶺空手道場(赤嶺茂秀7段道場主)の特別忘年会が在亜沖縄県人連合会館2階で、200人余の門弟らが参加して盛大に開催された。
 毎年12月になると、赤嶺7段は忘年会を開いているが、今年は「特別」と銘打った。それは今年1月、沖縄県主催の空手シンポジウムに中南米を代表して赤嶺7段が招へいされたためだ。

 このシンポにはヨーロッパ、中東、北米、中南米地域の4カ国から1人ずつの4人が参加した。シンポでは、沖縄の伝統文化である空手を将来に向かって、どう発展させていったらいいかを論じ合ったという。忘年会の中で赤嶺7段は「大変意義深いシンポだった」と振り返った。
 赤嶺道場は、本部のほか支部が27道場あり、そのうち1道場はウルグアイ国にある。門弟は本部が100人、支部が約1500人余というアルゼンチンナンバーワンの規模を誇っている。門弟らの99%は日系ではないアルゼンチン人だ。
 招待者は米須清文在亜沖縄県人連合会長、稲嶺盛信野村流音楽協会亜国支部長ならびに幹部、上地流空手道場幹部がそれぞれ祝辞を述べた。
(新垣善太郎通信員)