ママにも必要!自分の空間 子どもとの時間も充実する模様替えの効能 100cmの視界から―あまはいくまはい―(89)

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この半年、理由は分からないのですが、このままだと苦しい、変わっていきたいと思い続けていました。新型コロナウイルスの台頭もあり、過ごし方や価値観が変わったこともあるのかもしれません。変わりたいのだけれど、でも何を、どう変えていけばいいのかは分かりませんでした。

そこで、お風呂でリラックスできるようにキャンドルをともしてみたり、お気に入りのYouTubeサイト「わがしChannel」の動画を見てキュンキュンしてみたり。そして年末年始に思い切って部屋を大改造することに! 引っ越しも考えましたが、マンションの両隣のご家族がとても良い方で、この心地よさは手放したくなかったのです。

7年前に香川県から神奈川県に引っ越し、今のマンションに住み始めた時は、まだ8カ月だった子どもの安全だけを考えていました。子どもと過ごすリビングだけで生活できるよう、私の好きな物や、使いやすさは全く考えていなかったのです。身長100cmしかない私の手が届く場所は子どもにも届くので、触られたくない物を置く場所がなかったのです。自分のことを考える時間も環境もないのが普通でした。


1人用のソファを置き、快適な部屋になりました

時間は流れ、子どもは5歳と7歳に。目を離せる時間が増えてきました。家族みんなで川の字で寝ていたのも、子どもは二段ベッドに変更。そして物置きだった部屋を片付け、念願の私の部屋をゲットです! ポストカードを飾ったり、1人用の小さなソファを置いてみたり。子どもが触ると危ないからとなかなか使えなかったアロマオイルも、使いやすい場所に設置。好きな本を私の手の届くところに並べ、おしゃれがしやすいようにアクセサリー、メイクグッズ、衣装棚の配置も変えました。私のお気に入りの物だけを、私が使いやすいように置けるようになったのです。

リビングで子どもが騒いでも、いつでも自分の好きな空間に行けると思うだけで気持ちが全然違うのです。子どもとの時間も楽しくなり、ボードゲームを一緒にするなど予想していなかったゆとりのある生活になりました。しかし、夜に寝る時は子どもたちは私と布団で寝ることも多く、二段ベッドの有効活用はまだ先になりそうです(笑)。

自分の空間を持つことの大切さに気付きましたが、今世界中で、生活や命の不安を抱える人が増えています。次は誰かのために、その人らしい幸せを築けるよう、時間をかけてサポートしていきたいです。



(次回は2月9日)


伊是名夏子

いぜな・なつこ 1982年那覇市生まれ。コラムニスト。骨形成不全症のため車いすで生活しながら2人の子育てに奮闘中。現在は神奈川県在住。

 

(2021年1月26日 琉球新報掲載)

 



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