鮮度抜群!取れたて海の旬を提供 レストラン海の幸(宮古島市)<うちなー味まーい>119 沖縄


鮮度抜群!取れたて海の旬を提供 レストラン海の幸(宮古島市)<うちなー味まーい>119 沖縄 8月から漁が解禁となったイセエビなど、宮古島の海の旬が存分に味わえる竹定食(5500円)
この記事を書いた人 Avatar photo 友寄 開

 表面にうっすらと脂の光沢が輝く刺し身に、鮮魚の香りが立ち上るみそ汁、8月から漁が解禁となったイセエビのオーブン焼き、丁寧に煮込まれた三枚肉が並び、何から手を付けていいのか迷いが生じる。

 宮古島市平良にあるパイナガマビーチの近くにある「レストラン海の幸」では、近海で取れた魚介類を使った料理が堪能できる。鮮魚は、長浜司社長(48)が早朝のセリで目利きして仕入れている。また、漁師の父、貞夫さん(76)が取ったタマンやアカジンなどは店内のいけすに入れられ、注文が入ってからさばくため、鮮度は抜群だ。複数の漁師からも直接仕入れており、この季節にはセミエビやニシキエビ、イセエビが入ることも珍しくない。

店内のいけすにいた大物のイセエビを手にする長浜司社長=8月31日、宮古島市平良下里

 店は創業45年以上になる。貞夫さんが漁師の傍ら開業した。父親の背中を見て育った司社長は「自然と店を継ぐことが自分の中で決まっていた」と話す。

 メニューには、マース煮定食(2200円)や刺し身定食(同)、アバサー汁(1650円)、イカスミ汁(1320円)などの定食や一品料理などがある。一番人気はイセエビのオーブン焼きなどが味わえる竹定食(5500円)。司社長は「東京ではこの値段でイセエビを食べることができないので、観光客が安さに驚いている」と笑う。

 ランチの営業時間は午前11時半~午後1時半、夜は午後5時~午後9時。定休日は日曜日。住所は市平良下里207の3。電話0980(72)0767。

 (友寄開)