ジェルネイルにはまっている私。初めてしたのは10年以上も前、結婚式の時でした。固めるネイルがあることを知り、驚き、知人にやってもらい、好きになりました。その後しばらくはする機会がなかったのですが、この3年は友だちのネイリストにお願いしています。約1か月は持ち、自分でお手入れをする必要がないので、ずぼらな私にはぴったりの楽しみです。
コロナになってジェルネイルの良さをより感じます。理由は大きく二つありますが、一つ目は手を洗う回数が増えたから。指先がかわいいと、手を洗うのが楽しくなり、丁寧に洗えます。普通のネイルと違って洗っても傷ついたり、落ちやすくなったりするわけではないので、手がしっかり洗えるのです。
実はコロナになり、ネイルをはじめ、ほとんどの楽しみを諦めました。しかし半年たったころ、カメラマンに写真撮影してもらうことになりネイルチップをすることにしました。
爪とチップの間のわずかな隙間に汚れがたまるのが気になり、丁寧に洗うと、チップが落ちやすくなると気づきました。いつもやっていたジェルネイルの方が衛生的にいいのかもしれない、と思い半年ぶりにやってみると、まさしく! 手がしっかり洗えるのでコロナ禍にぴったりのオシャレなのです。
お勧めする二つ目の理由は、リモートワークでパソコンを使う機会が増え、かわいい指先が目に入るとテンションが上がるから。オンラインの講演会では、全身が見えないのでおしゃれを楽しみにくいのですが、指先は画面に写ることがあるので、会話のきっかけになることもあります。
爪が伸びると汚れがたまりやすくなるので、こまめに切ることにしています。爪先にラインを入れるフレンチネイルも好きなのに、切るとデザインが崩れてしまうため、今はできるだけ爪先を切っても楽しめるデザインにしています。
デザインにもよりますが、指10本で仕上がりに2時間ほどかかるので、換気のいい場所で、そしてネイリストとはお互いにマスクをし、アクリル板越しに、手だけがふれる形でやるといいかもしれません。
先月誕生日を迎え39歳になった私は、39の数字を入れ、パステルカラーベースのキラキラネイルにしてみました。アラフォーとは思えないデザイン!? いや自分が好きと思うことを貫ける強さ、楽しさほどアラフォーならではですよね。ジェルネイル、お勧めです。
(次回は5月31日掲載)
伊是名夏子
いぜな・なつこ 1982年那覇市生まれ。コラムニスト。骨形成不全症のため車いすで生活しながら2人の子育てに奮闘中。現在は神奈川県在住。