石垣島で釣りガイドをしている下里肇さん。9日は新発売のタマン竿を使い、タマンやロウニンアジなどの大物狙いで、釣り仲間の盛山親子と竹富島の離れ岩に日没前に渡った。午後7時から、島ダコを餌に、仕掛けを投げ入れるとすぐにアタリがあった。竿の曲がりを楽しみながらファイトしていると、別な竿にもアタリがあり、急いで巻き上げて50センチクラスのムネアカクチビを釣り上げてから、2本目の竿を巻き上げると、同クラスのムネアカクチビが釣れた。
その後も入れ食い状態が続き、50~60センチのムネアカクチビが連発し、オニヒラアジやミミジャー、クチナジが次々に釣れ、休む暇もなかった。しかし午後10時ぐらいに天気が崩れ、一時テントの中に避難した。夜が明けてから再び釣りを開始したら、8キロに設定したドラグをグイグイとラインを引き出す大物がヒット。しばらくは走られては巻き取りしながらやり取りしたが、根に潜られて、リーダーから切られてしまった。
今回の遠征では下里さんが15匹、同行して隣の岩に渡った釣り仲間の親子もムネアカクチビやタマン、シルイユーなどを釣り大漁。しかし、大物ハンターの下里さんには逃した魚の正体が気になり、リベンジを誓って竹富島を後にした。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)