14年ほど前に沖縄に移住してから本格的に釣りを始めた九石会の大城(おおぎ)優弥さん。イシダイやアーラミーバイなどを中心に釣りをしていて、これまで3.9キロのガラサーミーバイ(石垣鯛)と27キロのアーラミーバイを釣った。15日もアーラミーバイを狙って、夕方から宜名真(国頭村)のポイントに入る。日没近くまでサビキ仕掛けでグルクン数匹を釣り、日没前にそれを餌に、大物を狙って竿(さお)を出した。
竿ががまクエインパルス100号、リールがペン12/0のパワーハンドル、道糸がシーブレイド120号、ハリスがナイロン120号、針がクエ針の45号と、王道の大物タックル。夜になると胴付仕掛けで釣った30センチほどのミミジャーに餌を替えてアタリを待った。しかし、大物竿は曲がることのないまま朝に。午前9時になったので、まき餌として持ってきたサンマやムロアジなどをまいていると、いきなり竿先が海面に向かって突き刺さった。竿に飛び付きリールを巻こうとしたが、ヒットした魚は根に張り付いて離れない。ラインを緩めて魚の移動を待っていると、すぐに動き出した。魚に主導権を与えないように必死にリールを巻くと3分ほどで海面にでっかい魚が浮いた。これが自己記録となる114センチ・30.9キロのアーラミーバイだった。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)