企画魂[17] コザ、ファッションの街に


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「ファッション業界を志す学生の皆さんにも来てほしい」と語る上江洲晴稀さん

コザの街をアパレルと音楽で盛り上げるイベント「KOZAAPPARELFESTA」が6日、コザ・ミュージックタウン音楽広場で開催される。沖縄のヒップホップシーンをリードするヒップホップ集団「604」のMuKuRoなど5組以上のアーティストやグループが出演する。発起人は名桜大学生の上江洲晴稀さんだ。

イベントの企画は初という上江洲さん。きっかけは、アパレルブランドを手がける友人の存在だ。実店舗を持たずインターネット上で販売を行う姿を見て「せっかく良い物を作っているのだから、多くの人の目に触れてほしい」と、開催を決めた。

テーマに「OVERTHEGENDER」を掲げ、性別に関係なく着こなすことができるブランドを集めた。同じように店舗を持っていないブランドを中心に声をかけ、8店の出店が決まった。

またコザでのイベント開催にも、こだわりを持っている。「コザは音楽の街として有名だが、多くのアパレルショップが軒を連ねていることに気づき、ファッションの街として発展していける可能性を感じた」と上江洲さんは語る。

「出店者と来場者のコミュニケーションの場としても活用していきたい。ファッション業界を志す学生の皆さんにも話を聞きにきてほしい」とイベントにかける思いを熱く話した。

正午開場。入場無料。

(野添侑麻、イベンター)

 県内には思いを持ってライブを作り上げるイベンターが多く活動している。彼らが作るライブの注目すべきポイントを交えながら紹介していく。

 

野添侑麻(のぞえ・ゆうま)

 1992年沖縄市生まれ。音楽とサッカーを愛する。18歳からライブ制作を始め、今は沖縄にて大好きなカルチャーを作っている人たちが発信できるようなきっかけになれるよう日々模索している。