人気イベントとタッグ
毎年東京で開催されるロックフェスティバル「ムロフェスティバル」と、全国各地のライブハウスで開催される人気イベント「[NOiD](ノイド)」がタッグを組んだ「MURO FES(ムロフェス)×[NOiD]」が、20日に那覇市のOutputで開催される。初の沖縄公演に対する思いを、主催者の一人である室(むろ)清登さんに聞いた。
室さんは、東京の老舗ライブハウス「渋谷O-Crest」の店長を務めるかたわら、2012年より野外ロックフェス「ムロフェスティバル」を開催している。ライブハウスで活躍する話題のバンドを招き、年々注目を集めているロックフェスだ。室さんがフェスを始めたきっかけは、「近年フェス人気が高まっているが、お客さんがライブハウス離れをしているのでは」と危機感を覚えたことだ。そのため「ライブハウスで活動するバンドと、ライブハウスシーンに還元できるフェスを作りたいという思った」と語る。
今回のイベントの見どころについて、「元はお互い音楽ジャンルも違うイベントだが、一緒にやることで新たな魅力が生まれると思う」と話す。
今回は沖縄出身のバンド、ひぇあふぉうも出演する。「沖縄のバンドに出会えるのも楽しみ。沖縄のお客さんには、お勧めの地元バンドの情報もぜひ教えてほしい」とライブハウス店長としての顔ものぞかせながら、意気込みを話してくれた。
午後6時半開演。出演はircle、Amelie、Northern19、ひぇあふぉう。入場料は2800円。ローソンチケットなどで取り扱い中。問い合わせはOutput(電話)098(943)7031。
(野添侑麻、イベンター)
県内には思いを持ってライブを作り上げるイベンターが多く活動している。彼らが作るライブの注目すべきポイントを交えながら紹介していく。
野添侑麻(のぞえ・ゆうま)
1992年沖縄市生まれ。音楽とサッカーを愛する。18歳からライブ制作を始め、今は沖縄にて大好きなカルチャーを作っている人たちが発信できるようなきっかけになれるよう日々模索している。