スマホ価格どんどん高く… モバプリの知っ得[221]


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サムスン電子ジャパンは6日、新型スマートフォン「Galaxy S23 Ultra」を日本国内で20日から販売することを発表しました。新型となるこのスマホは、約2億画素のモンスターカメラを搭載する完成度の高い機種で、スマホ好きの私としても非常に楽しみにしています。その一方で、金額が「19万7650円~」と、ほぼ20万円の高額スマホとなっています

イラスト・小谷茶(こたにてぃー)

おそらく今後はサムスンのスマホだけでなく、他のメーカーのスマートフォンも同じように値上がりし、20万円のラインに到達すると予想しています。そうなると、スマホの選び方、使い方がすごく大事になってきます。自分の予算に合わせて使う機能を考えて機種を選ぶ。場合によっては中古でスマホを購入する選択肢も出てくるでしょう。その際は、傷が付いていないか、前に発売された機種も含めてどれを選ぶか、「目利き力」が試されます。

さらに、反対の目線で考えると、スマホを丁寧に、きれいに使うことで、買い換える際に高く売却することもできます。また、高額で高性能なスマホほど製品寿命が長いので、しっかりとメンテナンスをすると長期間快適に使うことも可能です。安い機種を何度も買い換えるよりもお得になることも…。スマホの価格が高くなってきているからこそ、買う時の選択肢を広げ、大切に使い続ける技術も試されるようになります。

~ 言葉の解説 ~

ほぼ20万円の高額スマホとなっています … これまでも「高級ブランドコラボスマホ」「折りたたみスマホ」「大容量スマホ」など、価格が20万円を超える機種そのものはありましたが、一般的な高性能スマホがほぼ20万円するのはかなり珍しいです。参考までに、2020年に発売された「Galaxy S20 Ultra 5G」の発売時の価格は16万5980円。性能が向上したとはいえ、価格だけで考えると約20%も値上がりしています。

しっかりとメンテナンス … スマホを落としたり、傷つけたりせず、こまめに清掃し、きれいな外観をキープすることと、ソフトウエアのアップデートをしっかり行い、データを整理してゆとりを持って使う二つのアプローチがメンテナンスでは求められます。

 琉球新報が毎週日曜日に発行している小中学生新聞「りゅうPON!」でも同じテーマを子ども向けに書いています。

 親子でりゅうPON!と琉球新報style、2つ合わせて、ネット・スマホとの付き合い方を考えるきっかけになればうれしいです。

【プロフィル】

 モバイルプリンス / 島袋コウ 沖縄を中心に、ライター・講師・ラジオパーソナリティーとして活動中。特定メーカーにとらわれることなく、スマートフォンやデジタルガジェットを愛用する。親しみやすいキャラクターと分かりやすい説明で、幅広い世代へと情報を伝える。

http://smartphoneokoku.net/