モバイルオーダーの広がり モバプリの知っ得[239]


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コンビニチェーン店のミニストップは15日、事前に商品の注文ができる「モバイルオーダー」サービスを開始しました。スターバックス(2019年6月)やマクドナルド(20年1月)などの人気飲食店もいち早く導入しているモバイルオーダーは、並ばずに注文ができて、お客さんは時間の節約になり、お店側も効率よく商品を提供できるためどちらにとっても便利です。今後はこうしたスマホで注文するスタイルがどんどん広がっていくことが考えられます。

イラスト・小谷茶(コタニティー)

役所での手続きや申請などが手軽にできる「マイナンバー制度」も使える機能が少しずつ広がってきています。モバイルオーダーと同じように、スマホの機能やアプリが社会の中により深く入り込んできている形ですね。これから先、長い人生を歩む皆さんには、ぜひともスマホを上手に使って便利な生活を送ってほしいと願います。

社会がスマホで便利になっていく一方、何らかの事情でスマホやインターネットが使えない人は取り残されることになります。この格差のことを「デジタルディバイド」と呼びます。格差が広がり、弱い人が切り捨てられる不公平な社会は、発展を止める原因となり、結果的にみんなが不幸になります。新しいものが好きで、それらをどんどん使いこなして進む人ほど心にとどめておきたい言葉ですね。
 

~ 言葉の解説 ~

コンビニチェーン店のミニストップ … 今回、モバイルオーダーの対象となるのは、ポテトや唐揚げ、デザートなどのお店で作る商品です。「出来たてのおいしい状態で食べたい」「でも長い時間は待ちたくはない」などといったお客さんの希望に応える形のオーダーです。しかし、残念なことにミニストップの店舗は沖縄にはありません(涙)。

「デジタルディバイド」 … スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器は、高額なものも多く、お金がある・ないの格差がデジタルの格差につながることもあります。

 

 琉球新報が毎週日曜日に発行している小中学生新聞「りゅうPON!」でも同じテーマを子ども向けに書いています。

 親子でりゅうPON!と琉球新報style、2つ合わせて、ネット・スマホとの付き合い方を考えるきっかけになればうれしいです。

【プロフィル】

 モバイルプリンス / 島袋コウ 沖縄を中心に、ライター・講師・ラジオパーソナリティーとして活動中。特定メーカーにとらわれることなく、スマートフォンやデジタルガジェットを愛用する。親しみやすいキャラクターと分かりやすい説明で、幅広い世代へと情報を伝える。

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