南城市の古謝市長に旧統一教会友好団体から「平和大使任命状」 1月の市長選時 「どのような経緯で送られたか把握していない」


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南城市の古謝景春市長

 【南城】南城市の古謝景春市長は6日、市議会12月定例会の代表質問で、今年1月に行われた市長選で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体「天宙平和連合(UPF)」から「平和大使任命状」が送られていたことを明らかにした。徳田高男市議(真南風会)の質問に答えた。

 古謝市長は1月15日、自身のフェイスブックに後援会事務所に貼られた政党や支援団体の推薦状を掲載。その中に古謝市長の名前が書かれたUPFの「平和大使任命状」もあった。古謝市長は「どのような経緯で送られたのか把握していない。後援会のスタッフにも聞いたが、誰も分からなかった」と述べた。

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 古謝市長は9月定例会で、総務部長が代理で「関わりはなく、支援もない」と答弁していた。また、本紙が8月に実施した旧統一教会に関するアンケートでは、「教団関連イベント・集会に参加したか」「教団や関連団体から選挙協力を受けたか」との質問に対して「ない」と回答していた。

(金城実倫)

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