県、きょう国地方係争委に不服審査申し出 辺野古新基地


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 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、翁長雄志知事の埋め立て承認取り消しに対する国土交通相による「執行停止」について、県は2日、総務省が所管する第三者機関の国地方係争処理委員会に不服審査を申し出る。

 県側は国交相による執行停止は「違法な国の関与」だとして、地方自治法に基づき審査を求める。審査結果は申し出から90日以内に出る。国交相は埋め立て承認について定めた公有水面埋立法の運用を所管している。
 係争処理委が県側の主張を認めれば、一時停止されている承認取り消しの効力が復活する。国側の主張を認めれば審査は終結する。
 県側は係争処理委の審査結果に不服がある場合、決定から30日以内に国を相手取り高等裁判所に提訴できる。県は2日午後4時に総務省に審査の申し出書を提出する。その後、同4時半から翁長知事が県庁で記者会見する。