【宮古島】グソー(後生=あの世)の正月に当たる「十六日(ジュウルクニツ)祭」が、旧暦1月16日の2月6日、沖縄県宮古島市の各地で催された。墓前に家族が集まって先祖に手を合わせ、健康や家内安全などを願った。
昨年までは新型コロナウイルスの影響で島外からの帰省は少なかったが、今年は3年ぶりに行動制限のない十六日祭となった。久しぶりの孫の姿に目を細める祖父母の姿も多くみられた。
市平良の袖山墓地公園には、午前中から多くの市民が菓子や果物など供え物を携えて訪れた。
妻と娘、孫の4人で先祖に手を合わせた市平良の平良寛行さん(74)は「家族で手を合わせることができて良かった。みんなが健康で平和に暮らせるよう見守ってと願った」と話した。
十六日に合わせて孫の蓮さん(2)を連れて3年ぶりに帰省した娘の新垣奈央美さん(40)は「コロナが落ち着いてくれて良かった。孫の顔も見せられた」と笑顔で話した。(佐野真慈)
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