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照屋漆器店(那覇市、照屋林山代表)は20日、沖縄の伝統行事や仏壇仏具に関する県民意識調査結果を公表した。
位牌(トートーメー)継承に関して「長男が継ぐべきだと思うか」と聞いたところ、男性は「そう思う」「ややそう思う」の合計が48%だったが、女性は「そう思う」「ややそう思う」の合計が24・6%と低く、男女で傾向が分かれた。照屋漆器店による県民意識調査は初。
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沖縄の仏壇行事を「残していくべきだと思うか」の質問に対しては、「そう思う」「ややそう思う」を合わせた回答が全体で58%。
仏壇行事を「負担に感じたことはあるか」の質問に対しては、「負担に感じる」「時々負担に感じる」を合わせた回答が全体で43・4%で、女性がより「負担に感じている」と答えた。
「実施している年中行事」(複数回答)は、「正月(新)」が76・3%、「お盆(旧盆)」が68・3%、「シーミー」が56・7%、「十六日」が32・7%、「彼岸」が32・0%、「旧正月」が27・3%、「鬼餅(ムーチー)」が27・0%などだった。
照屋慎営業統括部長は「若い世代が行事を残すべきと考えていることが分かった。ものを売るだけではなく、仏壇の意味などを伝える活動にも取り組みたい」と語った。
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調査は4月28日~5月11日、県内在住の20歳以上の既婚男女を対象にインターネットで実施した。
男女の割合は半数ずつで、20~60代の各年代51~69人の計300人が回答した。
(仲村良太)
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