日本映画批評家大賞の助演女優賞に吉岡里帆さん 映画「島守の塔」で県職員役


この記事を書いた人 アバター画像 與那嶺 松一郎
吉岡里帆さんが出演する映画「島守の塔」のシーン(©2022映画「島守の塔」製作委員会)

 第32回日本映画批評家大賞が6日発表され、助演女優賞に映画「島守の塔」に出演した吉岡里帆さんが選ばれた。5月16日に東京で授賞式がある。

 映画「島守の塔」は、沖縄戦当時の県知事・島田叡(あきら)らを通して沖縄戦を描いた作品で、昨年8月に上映された。吉岡さんは、防空監視隊で県職員の比嘉凛を演じた。

 批評家のコメントでは、吉岡さんの演技を「全身を使った熱演」「生と死の選択を迫られるクライマックスでは思わず魂をわしづかみにされる」と評価した。

 ほかの主な受賞作品と受賞者は次の通り。作品賞=「メタモルフォーゼの縁側」▽監督賞=三宅唱「ケイコ 目を澄ませて」▽主演男優賞=中井貴一「大河への道」▽主演女優賞=板谷由夏「夜明けまでバス停で」▽助演男優賞=窪田正孝「ある男」 (田吹遥子)