研修事業などで県内を訪れている県系移民子弟が、各国の移民の歴史や今後の国際連携などを話し合う「第1回世界ウチナーンチュ学生サミット」(主催・世界若者ウチナーンチュ連合会北部支部)が22日、名護市の名桜大学で開かれた。
一般来場者約100人、移民子弟約30人が参加し、国内外のウチナーンチュが手を取り合って発展する未来を共に描いた。
県や市町村の研修事業で別々に沖縄を訪れる移民子弟らが一堂に会する催しは初めて。
南米・北米5カ国からの県系移民子弟が、それぞれ自国の移民社会について発表した。ペルー出身の新垣アンドレさん(21)=名桜大学留学生=と比嘉幸男さん(28)=北谷町研修生=は、自国の自然や食文化に加え、同国の県人会が三線の修理などで文化継承を行っていることを紹介した。
同連合会北部支部の比嘉アンドレス代表は、2012年から始まっている「世界若者ウチナーンチュ大会」などで国を超えたウチナーンチュ同士の連帯感が強まっている流れに触れ「ウチナーンチュの文化革命が起きている」と評した。
英文へ→Young descendants of emigrants from Okinawa hold ‘first summit meeting’