国に遺骨調査打診 シュワブ内、県が立ち入り調整


この記事を書いた人 アバター画像 琉球新報社

 県の金城武子ども生活福祉部長は3日開かれた県議会11月定例会代表質問で、名護市の米軍キャンプ・シュワブにあった大浦崎収容所で亡くなった人たちの遺骨がまだ収集されていない可能性があるとして、立ち入り現況調査ができないか厚生労働省と調整していると明らかにした。

 県は文献収集や収容されていた人たちへの聞き取りの結果、遺骨が埋葬された場所は辺野古弾薬庫地区にある可能性が高いとみて、11月に同地区への立ち入り調査の実施を厚労省に打診した。
 県によると、調査の実施はまだ具体的には決まっていない。調査を行うことが本格的に決まれば、厚労省だけでなく防衛省や米軍とも協議する必要がある。
英文へ→Okinawa asks Japan to inspect Camp Schwab for human remains