辺野古 400人が座り込み 釈放の瀬長さん「騒乱原因は機動隊に」


この記事を書いた人 金城 美智子
8日に釈放され、ゲート前であいさつする県統一連の瀬長和男事務局長=9日午前7時ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する市民ら約400人が9日早朝、米軍キャンプ・シュワブゲート前に座り込んだ。毎週水曜の議員総行動を含む大規模行動日のため、県議や市町村議らも多数参加した。午前10時30分現在、県警や警視庁の機動隊による座り込み市民らの排除は行われず、工事関係車両の基地内への進入は確認されていない。

 5日にゲート前で抗議中、公務執行妨害の疑いで逮捕・送検され、8日に釈放された県統一連の瀬長和男事務局長があいさつし、「心配を掛けた。騒乱を引き起こしたのは機動隊の方だ」と指摘。「なお一層、注意を払い行動していくことが必要だと思う」と報告した。
 海上では新たな作業の様子は確認されていない。波が高いことから、海上の抗議行動は中止となった。
【琉球新報電子版】