新基地阻止、新年へ決意 辺野古抗議、年内は終了


この記事を書いた人 志良堂 仁
腕を組み合い、辺野古新基地建設反対に向けて団結する市民ら=28日、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設をめぐり、陸上と海上で抗議を続けてきた市民らは28日で年内の抗議行動を終えた。座り込みを始めて540日を数えたこの日も市民らは大浦湾の海上では抗議を展開。クレーン船に向かってカヌーで進行していた市民ら14人が海上保安庁に一時拘束された。年明けは1月4日午前6時から抗議行動を再開する。

 この日、海上と米軍キャンプ・シュワブ内のゲートでは作業員の様子は確認できず、作業も行われていないとみられる。
 キャンプ・シュワブのゲート前では、新基地建設に反対する市民ら約50人が早朝から座り込んだ。
 沖縄平和運動センターの大城悟事務局長(52)は、ことし1年を振り返り「政府が強行する工事の予定を遅らせることができた」と話した。その上で「『新基地を絶対に作らせない』という決意を新たに、来年も頑張りたい」と意気込んだ。