在日米軍司令部が会員制交流サイト(SNS)のフェイスブック(FB)で、沖縄に米軍専用施設の74%が集中しているというのは「誤解」で「実際は米国の施設の39%(中略)が沖縄に存在している」とする見解を掲載していることが27日、分かった。防衛省のホームページは沖縄県の在日米軍専用施設の面積の割合を「74・46%」と記している。
在日米軍司令部のFBは、基地施設の状況について「本州には52の米軍施設がある」「沖縄には33の米軍施設がある」としており、司令部の示す「39%」の数値は施設数の割合を指すとみられる。FB上のコメントでも同様の指摘がされている。過少な数字を言い立てることで沖縄の基地負担を矮小(わいしょう)化させる狙いがあるとみられる。
本紙は在日米軍に見解を求めたが、27日までに回答はない。 FBの書き込みは24日付で、23日付の英文「在日米軍 今週の事実」を共有したものだ。「米軍管理施設の大部分は沖縄以外の場所に位置している」とも記している。