<金口木舌>「イクメン」の現実は

 父親の育児を支援するNPO法人「ファザーリング・ジャパン」代表理事の安藤哲也さんは、子どもの誕生を機に法人を立ち上げた。自身、3人の子育てを通して妻との絆が深まった。家事と子どもの世話を同時にこなす経験から時間管理能力、段取り力が身に付いた

▼県内で開かれた講演会で語った。「自分の世界が広がり、人生が楽しくなる」。ギターを子どもと弾く写真を披露する安藤さん。その表情は輝いている。ファザーリングの活動は「イクメン」という呼び方を社会に広めた
▼「イクメン」という言葉は定着しているが、男性の育児参加は進んでいない。日本の男性の育児休業取得率は6・16%にとどまり、女性の82・2%に比べると大差がある
▼取得が進まない背景には業務の繁忙と人手不足、育児休業制度の未整備などがある。育児を女性の「役割」と見る企業風土も足かせになっている
▼10月19日は「10=トウサン」と「19=イクジ」の語呂合わせでイクメンの日。昨年、イクメンオブザイヤーを県出身タレントのりゅうちぇるさんが受賞した
▼ツイッターで「イクメンという言葉が無くなるくらいパパも子育てに当たり前に向き合えて(中略)夫婦で協力して話し合いながら育てていけるといいな」と発信している。男性の子育て参加を気軽に話せる雰囲気が職場にあればいい。古い価値観に風穴を開けることが大切だ。



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