<金口木舌>記憶に残る数字

 ふと目にした数字に気を取られることがある。誕生日の日付の4桁や電話番号の一部、住所の地番や部屋番号のことも。忘れることのない配列に愛着が湧くのだろう

▼多くの本紙読者にとって「47」もそうではないか。先日、駅伝ファンと話していたら、忘れられないレースがあるという。全国高校大会の中継でゼッケン47がスタートから長く上位で映っていたそうだ
▼1989年の大会である。男子豊見城南の1区を務めたのが高安哲二選手だった。中継車に映るとはどれほどかと調べたら最長区間を8位で駆けている。1位は若干抜けていたが、2位と13秒差でたすきをつないだ
▼その都大路でことしの県代表が躍進した。男子北山が34位に入った。順位こそ過去最高30位には届かなかったが、県高校記録を3分あまりと大幅更新。何より久しぶりの県勢30位台だ
▼けん引したのはエースが投入される花の1区を務めた上原琉翔選手。区間17位でタイムは高安選手の記録を上回った。トップ集団からちぎれた昨年の反省で、途中からペースを抑えるなど経験も生かした
▼続く選手も奮闘し、区間20位台もいた。全国大会を目指して北部域外からも生徒が集まり、競り合うことが強さの背景にある。他校を含め、競争がさらに激しくなればより上位は望めよう。あの34位が潮目を変えたと記憶に残る数字になるといい。



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