<金口木舌>新聞を読む習慣


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 民家の庭先で黒い生き物がはっていた。発見者の名護市立屋部小5年の平野菜月さんは特徴を観察し、図鑑とインターネットで調査を開始

▼正体は絶滅危惧種のイボイモリ。「生きた化石」を傷つけないよう、名護市教育委員会の職員に連絡して森に返す方法などを聞いた。イボイモリに気づいたのは「習慣」のおかげだという
▼昨年の夏休みの自由研究を機に、生物の名前を調べるとともに生態を記録し始めた。オケラやタイワンカブトムシなど約30種類の生き物が、食物連鎖の中でどこに位置するのかも調査した。「みんなつながっている」と目を輝かせる
▼生き物だけでなく社会にも関心を持つ平野さん。小6の時に県内最年少タイで数検2級に合格した球陽中2年の兄陽輝さんと共に新聞を読むことも習慣だ。父聡太郎さんは「世の中のことも漢字も学べる新聞は最高の教材だ」と目を細める
▼あす4月6日は「新聞をヨム日」。未来を創造する子どもたちの、自然や世界、地域社会などのつながりを観察する一助として新聞を役立ててほしい。