<金口木舌>まずは時計の針を戻そう

 新人時代、尾翼に「OF」と書いた飛行機が嘉手納基地に来たら注意だと上司に教わった

▼米ネブラスカ州オファット基地から飛来し、ミサイルの弾道や大気中の放射線観測などを行う特殊な飛行機で、核実験やミサイル発射の可能性が高い緊迫時に飛来する機体だった
▼時がたち、嘉手納基地には「OF」と記載した飛行機が常駐状態になっている。米軍が3機しか保有していない機種が2機展開することも。アジアの安全保障環境は「波高し」だ
▼ペロシ米下院議長が台湾を訪問した。米メディアによると、米軍も中国との緊張を念頭に訪問は「いいアイデアではない」と評価していたとされ、米要人の行動は挑発的に映った。一方の中国は台湾周辺での軍事演習を発表するなど対抗心むき出しで、緊張がエスカレートした
▼沖縄戦を経験したこの島々は、今も在日米軍専用施設の7割を抱える火薬庫だ。県民は紛争が起きれば標的と化す恐怖と生きている。リーダーたちは他人の庭で火遊びせず、少なくとも時計の針を逆に戻す努力を見せてほしい。



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