ソフトB・山川2打席連続満塁弾　二岡（巨人）以来18年ぶり2人目　本当にたまたま」笑み　記録と記憶に残る2発＜プロ野球＞

　ソフトバンクの山川穂高内野手が13日、ベルーナドームで行われた西武2回戦で、2打席連続の満塁本塁打を放った。プロ野球では2006年に二岡智宏（巨人）が記録して以来18年ぶり2人目で、パ・リーグでは史上初。1試合2本の満塁本塁打は1951年に飯島滋弥（大映）がマークしており、山川が通算で3人目となる。山川はこの日の2発で計8打点をマーク。六回の第4打席に水上から左中間に今季2号、八回の第5打席に豆田から左越えへ3号を放った。1試合チーム2満塁本塁打はプロ野球タイ記録でパ・リーグ15度目、セ・リーグでは過去14度。

　記録と記憶に残る2本のアーチを描いた。ソフトバンクの山川が2打席連続の満塁本塁打。プロ野球史上2人目で、パ・リーグでは初となる。昨季まで在籍した西武のファンが陣取る左方向へ放ち「本当にたまたまです」と笑みがこぼれた。

　3―0の六回1死で迎えた第4打席。水上の浮いたスライダーを捉え、一直線に左中間席へ運んだ。ダイヤモンドを一周し、おなじみの「どすこいポーズ」を披露。古巣ファンから大きなブーイングを浴びたが、開幕戦以来となる12試合ぶりの一発に「苦しかったけど、1本出てくれた」としみじみと振り返った。