山川4号3ラン　公式戦本拠地初で存在感＜プロ野球＞

　強烈な存在感を放った。ソフトバンクの4番山川穂高が四回に移籍後の公式戦では本拠地初本塁打となる4号3ランを含む5打点の活躍。詰めかけた観客もそろって西武時代からおなじみの「どすこいポーズ」で球場は大いに盛り上がり「打った瞬間いったと思ったので最高でした。（ファンとポーズを）またやりたい」とうなずいた。

　4―4で迎えたこの回、遊ゴロ併殺打の間に1点を勝ち越し、2死一、三塁で打席に。昨季新人王の剛腕、山下の甘く入った速球を豪快に左中間へ。「大きい追加点になった」と気持ちよさそうにダイヤモンドを一周。一、六回には適時打を放ち、両リーグ最速で20打点を超えた。

　人一倍、繊細だ。本拠地がかわり「これまでと球の見え方が違う。速く見えたり、遅く見えたりする」と言い、オープン戦から早く球場入りして感覚を合わせてきた。試合後には打席映像を見返し、日々修正を図った。

　アーチをかけるのは13日の西武戦でプロ野球史上2人目となる2打席連続満塁本塁打をマークして以来。「安打よりもホームランの方が乗っていける」という大砲がチームを頼もしくけん引している。

（共同通信）