2016年にスタートしたBリーグはシーズンを重ね、勢力図も変化した。21~22年シーズンまで優勝を経験したクラブは宇都宮、A東京、千葉Jと全て関東勢だったが、22~23年に琉球が西日本勢として初めてリーグ制覇。今季の決勝は初の西日本勢対決となった。
18年にNOVAホールディングスの傘下に入って台頭した広島のように、Bリーグでは資金力のある企業が経営に参画する例が相次ぐ。各地に力のあるクラブが出現し、従来の「東高西低」の構図は崩れた。
今回のCSは各地区の地区王者が1チームも決勝に進めなかった。8季目で初のケースで、クラブ間の実力拮抗(きっこう)も印象付けた。島田慎二チェアマンは「いろんなチームにチャンスが訪れる状況は歓迎すべきこと。(今回の決勝は)大きなのろしを上げた象徴的なカードになった」としている。
(共同通信)
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