プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは2024―25シーズンの始動日となった22日、沖縄アリーナで今季のチーム体制や戦い方などについて安永淳一GMや桶谷大HCが記者会見を行った。例年より少ない11人でのスタートになることについて安永GMは「キングスの強さが減っているとの見られ方もされるが、桶谷HCのバスケットは選手たちを磨き、より効果的に、効率よく、威力のある戦い方をするスタイル。けがのことを考えながら(ロスターの)柔軟性を持ち、量ではなく質で戦うキングスに挑戦したい」と語った。
桶谷HCは「今いるメンバー、新しく来るメンバーは個性があり、しっかり能力を発揮させていく。若いチームではあるが間違いなく伸びしろがあり、優勝争いができる」と展望する。ファンに向けては「キングス在籍が5年以上の選手は岸本(隆一)、小野寺(祥太)、ジャック(・クーリー)しかいない。チームとして若いので選手たちが成長していく姿を見てほしい」と語った。
会見後は選手たちのインタビューも行われた。昨季、特別指定選手として加入し、今季プロ契約した脇真大は「昨季はキャリアで初めての大きなけががあり、正直悔しかった。今季こそいい準備をして、けがなく、いい結果がついてこられるように体を作っていきたい」と意気込んだ。
キングス一筋13年目で、チーム最年長となった岸本は「例年以上に、もっとしっかりしなきゃと思っている。みんながコートで力を合わせてバスケットをやるのが一番大切なので、円滑にコミュニケーションを取れるようにしていきたい」と話した。
▽キングスの今季のロスターは以下の通り。
伊藤達哉、ヴィック・ロー、植松義也、荒川颯、ケヴェ・アルマ、岸本隆一、松脇圭志、脇真大、小野寺祥太、ジャック・クーリー、アレックス・カーク
(屋嘉部長将)